猫の時計

ムーの体内時計

うちの愛猫ムーの行動をみているとつくづく不思議に感じるのが、その正確な体内時計である。
私はだいたいいつも、朝6時頃に起きてはムーに餌をやり、そのあと自分の餌や毛づくろいなどをして、1時間ほど離れた職場に狩り、もとい、通勤している。
故に、愛猫に餌をやるのは6時5分前後というのがいつものリズムである。

しかし以って面白いことに、我が家のムーはこの餌の時間をきちっと覚えており、6時になればまず寝床に起こしに来るし、仮に休日などで起床が遅れる場合もきっちり同じ時間に催促してくる。
時計を持っていてそれにしたがって行動している人間ならば、毎日同じ時間に起こしに来るというのはそれほど不思議な話ではないが、相手は腕時計も携帯も持っていない猫である。

飼い主の行動までわかっている

それでも毎日ほぼ全く狂いなく定時に起こしに来るのは、不思議という他無い体内時計の正確さである。
この体内時計が発揮されるのは起床時だけでなく、帰宅時にもしっかり見られる。

私は大体午後7時前まで仕事をして、片付けを含めて7時には退社、そこから約1時間をかけて自宅まで戻ってくる。
そうすると帰宅は大体夜8時頃というのが普通なのだが、これもうちのムーはちゃんと分かっているのか、常に玄関で出迎えてくれる。
気配で玄関に来ているのかという気もしたのだが、逆にいつもの時間帯を大きく外して帰宅した時、特にいつもより早く帰った時などは「え、もう帰ってきたの?」と言わんばかりの顔で、リビングにて対面するということも有ったので、やはり時間で判断しているのではないかと予想するものである。
ネットの猫好きコミュニティでの話などを聞いても、やはり「猫は時間に正確」という話がある程度共通している。(例外はもちろん有る)

しかし、なにゆえ猫はこれほど正確な体内時計を獲得する必要があったのだろうか。

これについて論文や研究結果などは見つからないので、いつもの通り勝手極まる予想を展開してみよう。

まず野生で生きている猫は、森林で小動物や鳥類を捕食するハンターである。
森林で効率良くするハントを主なうためには、獲物がいつどこを通ってどのように行動するかということを把握しておくことが非常に重要である。

そして、その時間に合わせて、適切な場所で待ち伏せすることが、おそらく最も効率の良いハンティングだったのではないかと思う。

そう考えると、太陽の位置などに左右されない(どっちみち活動は夜だ)正確な時間感覚というものが自然発達していったのでは無いかと予想できる。
真実はねこのみぞ知る。