爪研ぎのしつけ

爪とぎのわけ

猫は生後5週ごろから爪とぎを始めます。
これは本能的な猫の行動です。

その理由は下の4点です。
1、古くなった爪の外層を取り除く
2、肉球にある臭腺から発する臭いをマーキングに使っている

3、他の猫とのケンカの時に武器として使うため整備している
4、飼い主への関心を高めるため

などほかにも幾つかあります。
猫の爪は内側と外側の2層構造になっていて、クイック(quick)と呼ばれる内側には神経と血管が通っています。
そのため、爪をとぐことで先端の古くなった部分をはがして、常に新しい爪がむき出しの状態を保つためだと考えるのが有力な理由です。

猫には好きな爪とぎ場所があり、自然と自分で見つけてそこで爪とぎをします。
その場所に適した条件とは、過去に爪とぎをしたことのある場所、目立つ場所や物であること、爪とぎできる材質や物があることです。
具体的には、30センチ以上の高さがあること、安定感があり体重を掛けても動かないこと、節目が縦方向であること、ひっかかりがあったり良いこと、マタタビなどの臭いがあるいているとなおよし。
爪とぎとしてよく使われるものは、ダンボールや丸めたじゅうたんです。

無理なく誘導する

猫の爪とぎは本能行動なので無理にやめさせることができません。
しかし、爪とぎしてほしくない場所での爪とぎは極力避けたいのでそんな時の予防について説明します。
家の柱などでガリガリ始めたら爪とぎ器を猫の前に差し出しましょう。

そして、決めてある爪とぎ場所へつれていきます。
こっちの爪とぎの方が良いかもと思わせれば作戦成功です。
爪とぎカバーを予めかけておくこともできます。爪とぎして欲しくない場所に爪とぎカバーをかけると、必然的にカバーで爪とぎをしますので、安心です。

猫の顔から抽出されるフェイシャルフェロモンには鎮静効果があると言われているのでそれを爪とぎして欲しくない箇所に塗ると爪とぎをしたくなくなるとか。
爪ととぎ行動が90%以上減少した報告もあるので有効活用できます。
これまでは、爪とぎして欲しくない場所に処置を施しましたが猫側の対策としては、爪キャップをしたり、爪切りをするという方法があります。

爪キャップとは、プラスチック製のカバーなのですが、これを猫の爪のに接着します。
手を触っても暴れないおとなしい猫には有効な手立てです。
また、定期的に短く爪を切ることで例え爪とぎをしても、鋭い部分がないので最小限に食い止めることができます。

荒治療

爪とぎをなくすことはできないのですが、爪を除去することが手術で可能になります。
しかし、これは動物の本来持つ身体機能を奪う行為とも取れるのであまりオススメはできません。
しつけがうまくできず、被害が多く出てしまった時など最後の手段として考えておいた方がいいですね。